珈琲豆の出来るまで(収穫〜精製)

【実の収穫】
 コーヒーの実の収穫方法には、赤く実ったコ ーヒーの実を手で取る方法と、樹上で黒く熟してから実を地面に落として取る方法があります。どちらにしても、よく熟したものだけを厳選しなければなりません。  収穫したてのコーヒーの実は、外皮、果肉、内果皮(パーチメント)、銀皮(シルバースキン)があり、中心に種子が入っています。出荷するコーヒー豆にするためには、種子以外の部分(不用な外皮、果肉、内果皮、シルバースキン)を取り除く行程があります。その精製法には2つの方法があります。

【精製方法1】◆水洗式(ウォッシュト)
 1、果実を水槽に24時間入れ、未熟な豆を浮かせて除去する。
 2、水流と共に果肉除去機に通し、種子と果肉を分離する。
 3、発酵槽で、半日〜1日貯蔵し発酵させる。
 4、水洗場で充分に水洗いをする。
 5、天日や熱風で数日間乾燥させる。
 6、脱穀機にかけて内果皮と銀皮を除く。
 7、格付けをし、袋詰めをする。
利点・・・混じり物が少なく、豆がきれいに仕上がる。
欠点・・・発酵の際の臭いが残ったり、乾燥の不手際で異臭や味の劣化を招きやすい。
●ブラジルを除く、主に中南米諸国のアラビカ種に採用されています。

【精製方法2】◆非水洗式(アン・ウォッシュト)
 1、採果を水に入れ、浮く未熟豆と沈む熟果に選り分ける。
 2、乾燥場で平ら広げて天日乾燥する。成熟度により乾燥日数は1日〜2週間と開きがある。
 3、毎日数回果実をよくかきまわし均一に乾燥させる。
 4、脱穀機にかけて、果肉や銀皮を取り除く。
 5、
格付けをし、袋詰めをする。
利点・・・水洗処理を行わないため作業は簡単。管理が行き届けば円熟した良質の豆になる。
欠点・・・欠点豆が混入しやすい。
●ブラジルのほとんど、エチオピア、イエメン、インドネシア等の多くのロブスタ種に採用されています。